外濠とは

外濠の歴史

外濠が完成したのは今から約400年前の1636(寛永13)年です。江戸城の建設は1604年に始まり、30年以上も続きました。最後に城の西側を守る外濠が造られたことによって、幾重にも濠を巡らせた江戸城の守り(惣構)が完成しました。明治以降、埋め立てられたり、上空に高速道路が作られたりして、濠の姿は変化していきました。

外濠の課題

外濠は江戸時代以来の景勝地として受け継がれてきました。しかし、現在は水質が悪く、水辺に近づける場所も限られているため、都心の貴重な水辺空間としての存在価値が十分に活かされていません。史跡としての価値を守りながら環境改善と活用方法を考え、東京を代表する水辺空間としていく必要があります。